やる気があればキャリアは関係ない、という人がいます。社会人1年目の人に多く聞かれる言葉ではないでしょうか。
確かに実力があれば、とも思いますし一理ありますが、フリーエンジニアになって初対面の人間相手に営業をする時に信頼して貰い、発注して貰う為には何が必要になってくるでしょうか。
今までの作品であったり、どのような経緯でどのような仕事をしてきたか、といったキャリアで判断される事が多いように思います。 もちろん、持っている資格や認定も同じです。 顧客も全て同じ内容の仕事を望んでいる訳ではありません。
望むものは顧客ごとに違っていて当たり前です。その顧客の希望に叶うエンジニアかどうか、その判断をする為にはキャリアが必要になってきます。
フリーになる前の会社でどのような仕事をしていたか、どのような実績を残せるかが大切です。
また取れる資格や認定も出来るだけ挑戦しておきましょう。自分という商品を売り込む時の材料になります。
誰でも商品を選ぼうとしたら、パッケージに何も書かれていないものや、情報が何もないものに手を出そうとはしません。 パッケージに書かれている情報や売り込みのメッセージを見て、自分に必要かどうか、また、試してみたいと思わせるかどうかが決まってきます。
キャリアはこのパッケージと同じ役割をしています。
顧客がエンジニアに仕事を依頼したい、と思った時にそのエンジニアが自分の希望に添う仕事をしてくれそうかどうか、キャリアや今までの仕事内容を見て判断します。 その時には、顧客の希望以上のことも期待して選ぶのです。
ですから判断基準になるもの、情報はたくさんある方が良いと思いますのでフリーになる前にしっかりキャリアを磨いておきましょう。